糖尿病|熊本市北区にある内科・消化器内科【高木クリニック】|土曜も診療可

糖尿病

糖尿病とは

糖尿病は、生活習慣病のひとつで、血液中の糖分(血糖値)が長い間高い状態が続く病気です。初期段階や軽度の糖尿病では、症状がほとんど現れないため、自分では気づきにくいことが多いです。しかし、高血糖をそのままにしておくと、血管が傷つき、目や腎臓、神経に問題が起こる可能性があります。また、動脈硬化が進むことで、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症といった命に関わる病気や、認知症を引き起こすリスクも高まります。 糖尿病は早めに見つけて治療を始めることが大切です。特効薬がないため、根気よく生活習慣を管理しながら治療を続けることが求められる病気でもあります。

糖尿病になりやすい方

以下の項目に多く当てはまる場合、糖尿病のリスクが高まる可能性がありますので注意が必要です。

  • 家族や親族に糖尿病の人がいる
  • 野菜や海藻類をほとんど食べない
  • 甘いものや脂っこい食べ物が好物である
  • 食事の時間が不規則になりがち
  • 車での移動が多く、運動する機会が少ない
  • 最近体重が増えた、または肥満気味である(BMI*2が25以上)
  • 外食の頻度が高い
  • アルコールを頻繁に飲む、または食べ過ぎることが多い
  • 睡眠不足が続いている
  • 日常的にストレスを感じやすい、またはストレスを溜め込みやすい

糖尿病の種類

1型糖尿病と2型糖尿病は、どちらも血糖値が高くなる糖尿病ですが、原因や治療方法が異なります。

1型糖尿病

1型糖尿病は、免疫システムが誤って膵臓のインスリンを作る細胞を攻撃し、破壊してしまうことが原因で起こります。そのため、体がほとんどインスリンを作れなくなります。インスリンは血糖値を下げるホルモンなので、これが作れないと血糖値が高くなります。

発症時期

子どもや若い人に多く見られますが、どの年齢でも発症する可能性があります。

原因

免疫系の誤作動(自己免疫反応)が主な原因です。遺伝的要因やウイルス感染も関与していると言われています。

治療方法

インスリンの注射が必須です。インスリンを外部から補うことで、血糖値をコントロールします。

2型糖尿病

2型糖尿病は、体がインスリンを十分に作れなくなったり、作ったインスリンがうまく働かなくなったりすることで起こります。これは主に生活習慣が影響して発症します。

発症時期

主に中年以降に発症することが多いですが、最近では若い人にも増えています。

原因

過食、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣が主な原因です。遺伝的要因も関与しますが、生活習慣が大きく影響します。

治療方法

食事療法や運動療法が基本で、これに加えて薬を使うこともあります。インスリンの注射が必要になることもありますが、1型ほど頻繁ではありません。